わかりやすい外壁塗装の基礎講座 Part.2 「外壁材の種類」
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2021.09.14
皆様、お元気ですか?松戸市の外壁塗装専門店ヤマモトホールディングスの小林です。
本日は皆様が比較的目につきやすい【外壁材の種類】
▲6月入社の小林です!
6月当初の私は、外壁材の種類など1ミリもわかりませんでした。
聞いたことのない建材、ほぼ同じに見える壁…
おそらく皆様も私と同じではないでしょうか?
ご自分のお家の建材まですぐに答えられる方は少ないと思います。
自宅の建材を把握して、
では、主要の建材のみ詳細に紹介していきたいと思います!
【窯業系サイディングボード】
前回の外装基礎講座にもチラッと登場しましたね!
内容成分が80%セメント、20%が繊維質・
厚みは一般的には14㎜~18㎜
デザインのバリエーションが多く、
現在は日本の約80%がこの外壁材といわれており、
特徴としては、軽量で耐震性に優れており、耐火性もあります。
目地と呼ばれる継ぎ目部分や、
内容成分がほぼセメントなので水に弱く、
◆考えられる劣化
・シーリングの劣化(シーリングの痩せや、割れ)
・
・チョーキング現象
・クラック(ヒビ割れ)
▲シーリングの劣化
▲サイディングボードの反り
耐用年数は20年~30年程で、メンテナンス時期は7年~
(色のつかないクリア塗装をお考えの方は、
【金属系サイディングボード】
合板やアルミなど金属の鋼板を使用しており、厚みは14㎜~
特徴としては、窯業系サイディングよりもさらに軽量で耐震性、
錆が発生すると広がってしまうので要注意です。
衝撃と熱に弱く、錆やすいので南国などの暑い地域や、
◆考えられる劣化
・錆の発生
・錆による痛み、穴開き
・シーリングの劣化(シーリングの痩せや、割れ)
・役物(角の部分についている部材)の劣化
▲役物(角の部分についている部材)の劣化
耐用年数は30年~40年程度で、
塗装する際は金属用に向いている防錆塗装をしていきます。
【モルタル外壁】
セメントと細骨材といわれる砂を1:
左官などが代表的な、湿式工法で施工されています。厚みは20㎜
特徴としては、サイディングボードなどのように目地(継ぎ目)
地震などの揺れに追従できないので、特に出隅(
一面体によるメリットとして、
耐火性、耐久性に優れており、蓄熱性(熱を溜める)
昔からある建材ですが、
▲ジョリパッド仕上げ
◆考えられる劣化
・チョーキング現象
・クラック(ヒビ割れ)
・水が回ってしまったことによる塗膜の膨れ
・ピンホール
・藻や苔の発生
▲クラック(ヒビ割れ)
▲チョーキング現象
耐用年数は30年程度で、
チョーキングの現象が発生したらメンテナンスのサインですので、
【ALC外壁】
別名、軽量気泡コンクリートとも呼ばれています!
セメント、生石灰、けい石、
スウェーデン発祥の建材で、気泡などの空隙部分が全容量の80%
イメージ的には軽石(気泡のような小さな穴がある石)、
厚みは一般住宅だと37㎜,50㎜が多く使用されています。
特徴としては、遮音性、保温性、耐火性に優れており、
私個人としては実際に点検に行く回数も少なく、
セメント成分と気泡なので吸水性が高いので、
◆考えられる劣化
・シーリングの劣化(シーリングの痩せや、割れ)
・クラック(ヒビ割れ)
・藻や苔の発生
・水が回ってしまったことによる塗膜の膨れ
▲シーリングの劣化
▲塗膜の膨れ
耐用年数は50年~60年程度、メンテナンス目安は10年~
メンテナンスの時、特に注意するのはシーリングの打ち方です!
サイディングボードのシーリングは、
それに比べて、
なぜならALCの場合は、シーリングを取り除こうとすると、
※ただし、既存シーリングの劣化がひどい場合は打ち替えになることもあります…
シーリングについては、
さて、いかがでしたか?
皆様のお家の壁はそんな素材で、いつ頃に点検・
お家の寿命を延ばせる可能性が上がりますよ☆彡
では、次回も一緒に勉強していきましょう!!
《過去の記事一覧》
●わかりやすい外壁塗装の基礎講座Part.1《塗装とはなぜするのか》