【2025年最新】床下吹付断熱を徹底解説!!
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2025.01.30
この記事では床下断熱工事の
- 「本当に効果あるの?」
- 「結構高いんじゃない」
- 「大掛かりで大変そう・・・」
こう言った疑問にお答えしていきたいと思います。
突然ですが、断熱工事というと
- 壁や床を剥がして大がかりになって時間がかかりそう・・・
- 工事中は部屋に入れないのでは・・・?
- とにかくとにかくお金がかかりそう・・・
- そもそも床下に断熱材ってリフォーム(後入れ)可能なの?
などなど何かと大変なイメージがあるのではないかと思います。
そこで今回はこの冬を乗り切るための床下の断熱方法について詳しく解説します。
1. なぜ床下断熱が必要なのか?
- 床下からの冷気を部屋に伝えない為
- 床下との隙間を埋めて隙間風を無くすため
主にこうした理由から床下断熱を行った方がいい家が実は結構多かったりします。
令和元年の国土交通省の統計によると、実に3割もの家が床下に特に断熱をしていないという結果が出ています。
そのため床下からの冷気に無防備な家は今でも多いと言えるでしょう。
断熱が不足する事で
- 光熱費が多くかかってしまう
- 身体に負担がかかり、ヒートショック等の原因となる
- 快適に住めない為、精神的に負担がかかる
といったデメリットが発生します。
床下の断熱工事はこれらの課題を解消する一つの手段と言えるでしょう。
2. 断熱工事の中でも床下断熱が注目されている理由
冬場における戸建ての熱の出入りの割合(出典:YKK AP株式会社)
現実的に排除不可能な換気を除くと、戸建ての冷気の出入りは
- ①窓
- ②外壁
- ③床下
となっています。
一番影響の大きいのはご覧の通り窓ですので、家屋の断熱性能を上げるのであれば、まずは窓のリフォームから行うのが良いでしょう。
昨今の補助金事業等で既に内窓施工された方も多いかとは思いますが、まだ窓断熱をやられていない方は以下のリンクをご参照ください。
既に窓断熱は行ったその上で更に行う断熱対策として
外壁断熱を差し置いてなぜ床下断熱が優れていると言われているのでしょうか?
- ①そもそも外壁への断熱施工は新築時に既に施工済みなケースが多い
- ②未施工だった場合でも一度内壁を壊し断熱材を充填するという大掛かりな工事になりがち
- ③床下断熱は物にもよるが最短1日で在宅施工可能な為、経費が抑えられるためコストパフォーマンスが高い
また、床は足裏から直接冷気を感じやすいため、体感的に断熱効果を感じやすいとも言われています。
3. 後入れ床下断熱リフォームの種類について
①フローリングなどの床を剥がし、断熱材を敷き詰めてから再度床を復旧する方法(破壊工法)
→床を破壊する際のゴミや作業の手間が多く非常にコストがかかる方法です。
また床を壊す施工方法は市役所への建築確認申請を行う必要があり、家全体が現行の建築基準法への適合を求められるようになるため、全然関係ない他の分野(耐震など)の工事も必要になってしまう場合があります。
非現実的な方法ですので今回は割愛させていただきます。
②グラスウールなどの綿状の断熱材やスタイロフォームなどのスポンジ状の断熱材を張り付ける方法(張り付け工法)
価格:3000円~8000円/㎡(使用する材質によりかなり変動します)
③発泡ウレタンフォームなどの液体を吹き付けする(吹き付け工法)の主に2つに分かれます。
価格:6500円程度/㎡
②の張り付け工法は既に成形された材料を使用するので技術的なハードルが低く品質が安定しやすいです。その為ホームセンターなどでグラスウール等を買い込みDIYを行う人も多いようです。しかしその反面端部に隙間が出来やすく、気密性が低い傾向にあります。
また、施工後に床面からはがれてしまい、全く断熱性能が期待できない状況になる事も多いです。
③の吹き付け工法は専用の器具や、特別な教育・技術を必要とするため施工が難しく施工費は少し高い傾向にあります。
反面、反面、膨らむ断熱材が隙間をしっかりと埋める断熱性・気密性に優れている傾向にあります。また密着性や安定性に優れており長期間効果が発揮されやすいです。
その他、隙間なく全面的に断熱が効くので結露やカビ発生の防止にもつながります。
4. 補助金について
2025年度の補助金に関しては、現時点(2025年1月)では詳細が発表されておらず、本工事が補助金の対象となるかは不明です。
ただし、2024年度までは最大72,000円の補助金が支給されていたため、過去の事例を踏まえると、同程度の補助金が支給される可能性があると予想されます。
以下の内容は2024年度の情報に基づいておりますので、ご注意ください。
床下吹付断熱は国土交通省が行う「子育てエコホーム支援事業2024」の補助対象です。
最大で72,000円の補助金が受け取れます。
補助金申請には国への登録が必須であり、全ての業者が申請することはできません。工事前に必ず補助金の申請を行える会社か確認をしてください
弊社は登録済みですのでご安心ください。
「子育てエコホーム支援事業」については別記事で詳しく解説しています。
床下断熱以外にも幅広いリフォームが対象ですので、ご興味のある方は下記の記事をご覧ください。
5. 実験!床下吹き付け断熱は本当に効果があるのか!?
ここまで散々良い事ばっかり言ってきましたが「果たして本当に効果はあるのだろうか?」と疑問に思われる方もいるかと思います。
そこでこんな実験器具を作ってみました。
断熱されている床と、されていない床を再現した模型を作成し、下からドライアイスで-10℃ほどにキンキンに冷やす実験を行ってみました。
ちなみに床の模型の裏側はこんな感じです。
左半分は断熱無し。右半分に約80ミリの吹付断熱材を詰めて比較してみます。
(ちなみに実際の吹き付け断熱の厚みは、もう少し厚めの90ミリが多いです)
では実際にどのくらい温度差があるのかサーモグラフィを使って比較してみます。
断熱がされていない床
18.4℃
触るとかなりひんやりしています。画面を見ても青く冷たそうなのが伝わってきます。
表面には結露も発生しており1時間に1回ほど拭き取りが必要でした。
断熱されている床
27.5℃(+9.1℃)
断熱されていない方と比較し、温度差9℃以上とかなり温度が高いのが分かります。
実際に触ってみても、ひんやりする感覚はほとんどなく結露も全く起きていませんでした。
実験結果
あくまでこの小さな実験器具での結果ですが約9度もの表面温度の違いが確認できました。
この実験器具は2024年の当店秋イベントで実際に公開したものですが、多くの方がその違いに驚いていました。
また、断熱されていない方は結露が発生しており、程度の違いはあれど、おそらく実際の環境でも結露は起こり得るのではないかと推察されます。
寒さ対策はもちろん、結露によるフローリングの劣化やカビ対策(健康対策)にも有効だとだと思われます。
6. 結論どの断熱がいいの?
提案する会社によって様々あるかとは思いますが、弊社としては吹き付け工法がお勧めしています。
- ①メーカーの認定職人が現地調査から工事までを担当出来る為、工事品質が安定している。
- ②隙間なく施工できることによる断熱性・気密性の性能の高さ
- ③短工期によるコストパフォーマンスの高さ
では、弊社の採用している吹き付け工法についてもう少し解説します。
7. 床下吹付断熱「フォームライトSL」について
今回ご紹介する「床下吹付断熱」は
- 床を剥がさないので最短工期1日で施工可能
- 短工期かつ、無害な材料「フォームライトSL」を使用しているので在宅でも施工可能
- 短工期通常の断熱工事と比べ30%~50%程度の金額で施工可能
と今までの断熱工事とは異なり手軽に工事が可能です!
<工事の様子>
●発砲ウレタン吹付の様子
●施工前
●施工後
床下全体がウレタンの泡で覆いつくされているのが分かるかと思います。
この8~10cmもの分厚いウレタンの泡が床下の冷たい空気から守ってくれるわけです。
また、材料には
フォームライトSLの特徴
- ①断熱等級7という現行基準での最高水準の断熱性能
- ②膨らむ泡が細かな隙間を埋める為、同程度の性能の断熱材と比べ断熱性能や気密性が安定しやすい
- ③ホルムアルデヒドやVOCといったシックハウスを引き起こす成分が限りなく少ないため人体に安全
といった特徴があり、高いコストパフォーマンスを実現しつつ人体に安全な製品となっております。
8. シロアリ対策の同時施工がオススメ!
理由① 断熱前にシロアリ対策を行う事で高い効果が得られる!
断熱工事後は家の躯体(土台や大引といった家を支える部材)が断熱材で隠れてしまいます。
そのため断熱後の防蟻工事は効果が得られにくく難しくなってしまいます。
高い防蟻効果を得るためには、断熱前にシロアリ対策を行うと安心です。
理由② 作業の効率化で経費削減!
床下断熱とシロアリ工事を同時に行う事で人件費や工事費を圧縮する事が可能です。
当店では同時施工で約2万円前後の割引になるケースが多いです
同時施工でメリットが多くなるシロアリ対策工事も是非ご一緒にご検討下さい。
9. 実際の施工事例・お客様の声(白井市 E様邸)
実際に工事を行った工事事例とお客様の感想を紹介させていただきます。
こちらのお家では既に床下断熱自体は施工されていたのですが、先ほどの「3. 後入れ床下断熱リフォームの種類について」紹介した「張り付け工法」での施工だったため、端部の隙間からの冷気に相当お悩みだったそうです。
ウレタン吹付断熱はそうした隙間に入り込み膨張することで隙間を塞ぐことができるため、問題解決出来ると考え、ご提案をさせていただきました。(担当:鎌田)
●お客様の感想
嬉しいお声をいただけました。以前よりも隙間風が少なくなり、断熱効果が上がったと実感されたそうです。
既に断熱材が施工されているにもかかわらずこの感想ですので、断熱材が施工されていない家の場合は、より効果を実感できるのかと思います。
今回のように既に施工済みの床下断熱の効果を実感できない方にも非常にお勧めです。
※効果の感じ方には個人差があります
・施工中の様子
10. まとめ
いかがでしたでしょうか?床下ウレタン吹付断熱は一戸建ての断熱方法として、窓リフォームの次に効果の高い断熱方法であることを申し上げました。
更に他の床下断熱方法と比較し
- 短工期(基本的には1日工事)
- 低コスト(床を剥がさないので廃棄物がほとんど発生しない)
- 高い断熱効果(隙間に入り込み膨らむことで隙間を塞ぐため)
こうしたメリットあり、最もコストパフォーマンスに優れた床下断熱リフォームと言えるでしょう。
対応可能地域について
お陰様でこちらの記事をご覧の方からお問い合わせを何件もいただいております。
当店は千葉県松戸市が所在地ですが、こちらの工事は松戸市周辺だけではなく東京・神奈川・埼玉・茨城でも一部対応しております。
興味はあるけど少し遠くで頼みづらいという方もいらっしゃるかと思いますが、是非お気軽にご相談ください!
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